はじめに
抑えた形と素材で、会社の価値を表す
この建物は1970年代の建築を映した圧迫感のある内部で、いまの働く環境とは言えなくなっていました。改修では、休める場所とカフェとラウンジを備えた、顔となるフォワイエの設計に焦点を当てました。
エントランスホールは、最小限で静かな設計です。抑えた形と素材が本質に目を向けさせ、Bayer AG の中核の価値である透明性、誠実さ、明快さを表します。
01|緑
突き当たりの垂直の緑が、空間をやわらげる
エントランスホールの突き当たりには、垂直の緑があります。
この緑が内部の見え方に切れ目を入れ、空間全体をやわらげます。硬い素材が続く場所に、一か所だけ性格の違うものを置く手です。
02|カフェ
Wiener Cafe が、一息つく場所になる
New Work の考えに沿って、Wiener Cafe は対話と交換と、共にいることのための場所になっています。
同時に、社員が仕事から離れて一息つける場所でもあります。金色の壁とソファが、執務フロアとは違う空気をつくります。


03|カフェテリア
ガラスと天井高で、流れるようにつなぐ
2階にはカフェテリアがあり、大きなガラスと天井高の変化で隣の部屋とつながります。
カーペットの場所はラウンジのようになり、形式ばらずに過ごすのに向きます。

04|色
ベージュからアンスラサイトまで
色はベージュからアンスラサイトまで、つねに抑えた調子の布の面で構成されています。
強い色を使わないことで、緑と光が引き立ちます。

05|役員の階
14階にも、同じ家具を置く
役員のオフィスは14階にあり、内と外のラウンジを備えます。
家具はカフェや会議の場所と同じ系統です。階が変わっても同じものを使う、という選択です。この改修全体の目標は、内と外の空間をつなぎ、共用部の心地よさを高めることでした。
