はじめに
画面の中の像と、実物の模型を行き来する
100メートル四方の大きな建物の中央アトリウムに、スタジオ兼工房の棟が建っています。建物の中の建物、という構成です。
各階では、プロジェクトの段階ごとの実物模型が展示され、隣のプロジェクトエリアから直接見えます。設計者は画面の中の像と実物の模型を行き来できます。空間の中心にものが置かれることで、必要な人が必要なときに集まれる仕組みです。
01|アトリウム
曲線のギャラリーが、階を重ねる
アトリウムには曲線のギャラリーが重なり、どの階からも中心が見えます。
上から見下ろすと、人が橋を渡って行き交う様子が見えます。


02|屋根
ガラスの屋根が、奥まで光を落とす
アトリウムの上はガラスの屋根です。大きな建物の奥にも自然光が届きます。
見上げると、ガラスと鉄の割り付けが空を区切ります。



03|クアドラント
4階、各階4つの象限
プロジェクトの階は4層で、それぞれ4つの象限に分かれます。1階あたり70から120の個人の作業場所が取れます。
上下2つの階はらせん階段でひと組にまとめられ、プロジェクトチーム全体がひと続きの空間で働けます。

04|執務フロア
高く、明るく、呼吸する空間
執務フロアは「高く、明るく、呼吸する空間」と説明されます。ロフトのような性格が、柔軟な仕事の組み立てを支えます。
木が置かれた階もあり、大きな床の中に緑が点在します。


05|緑
アトリウムの中の、木と水
アトリウムには植栽が置かれ、大きな吹き抜けに季節感を持ちこみます。
この建物は2006年にバイエルン・エネルギー賞を受けています。

