はじめに
建築と空間の設計で、対話と協働を促す
Novartis Campus は、バーゼルにある Novartis のグローバル本社です。約8,000人が働き、研究・開発・経営が部門やチームを越えて行われる場になっています。
かつての工業地帯の性格は、いまでは先を見た実験室の形と、働く場所と出会う場所が混じるオフィスに置きかわりました。建築と空間の設計によって対話と協働を可能にすること。それが建築家 Vittorio Magnago Lampugnani によるマスタープランのもとの考えです。
01|通り
建物の間の道が、キャンパスの背骨
キャンパスの中心を貫くのがファブリーク通りです。両側に建物が並び、人が歩いて行き来します。
2番地の正門は妹島和世と西沢立衛(SANAA)が2006年に、4番地はペーター・メルクリが2006年に、6番地はディーナー・アンド・ディーナーほかが2005年に手がけました。


02|建築家の一覧
一つの敷地に、時代ごとの設計者
12番地はアドルフ・クリシャニッツ(2008年)、14番地は Vittorio Magnago Lampugnani(2008年)、15番地はラファエル・モネオ(2009年)。
10番地はデイヴィッド・チッパーフィールド(2010年)、18番地はエドゥアルド・ソウト・デ・モウラ(2011年)、22番地は安藤忠雄(2010年)、28番地は槇文彦(2009年)です。

03|広場と庭
Square 3 と、フィジック・ガーデン
Square 3 はフランク・ゲーリーによる2009年の建物です。Physic Garden 3 は谷口吉生が2010年に手がけました。
Virchow 6 はアルヴァロ・シザ(2011年)、Virchow 16 はジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロン(2015年)、Asklepios 8 はフアン・ナバーロ・バルデベーグ(2014年)です。

04|川沿い
ライン川の岸を、憩いの場所に
キャンパスはライン川に面しています。岸の芝生には人が集まり、街の眺めが広がります。
外で食事をする場所も用意され、働く時間の中に外に出る理由が組みこまれています。


05|Pavillon
2022年、街に開く展示の建物
Novartis Pavillon は AMDL Circle とミケーレ・デ・ルッキによる2022年の建物です。
キャンパスはツアーの予約ができ、Pavillon の展示「Wonders of Medicine」も見学できます。会社の敷地を閉じない姿勢が、ここに表れています。


