はじめに
風洞まで直通の動線と、二つの吹き抜けスタジオ
地階と2層目で実物大の模型をつくります。隣接する風洞へ直接行ける動線がつくられました。
工房の上にスタイリングのエリアがあり、2層吹き抜けの大きなスタジオが二つ並びます。その間には、設備機能を収めた背骨が走ります。
01|工房
実物大の模型を、ここでつくる
地階と2層目は模型の制作の場です。大きな機械と作業台が並び、車の原寸の模型がつくられます。
風洞へ直接運べるので、確かめたいときにすぐ運べます。

02|背骨
スタジオを見下ろす、作業のレベル
二つのスタジオの間を走る背骨の上に、デザイナーの作業レベルがあります。そこからスタジオの様子を見下ろせます。
自分の手元と、実物が置かれた場所の両方が視界に入る配置です。


03|階段
建物の、ほんとうの中心
背骨の中央では、開かれた階段がデザイナーの階とスタジオの階をつなぎます。
ここは機能どうしが何度も出会い、やり取りする場所です。階段はそれ自体の性格を持ち、いろいろな居方ができるようになっていて、建物のほんとうの中心になっています。


04|見せる場所
ガラスの入口で、区切る
プレゼンテーションのエリアは、スタイリングのエリアとは別の、はっきり分かる塊としてつくられ、ガラスの入口で区切られます。
車はそこから直接外へ出せるので、さまざまな光と場面の中で見ることができます。

05|中立の背景
車の形を、思わせないようにする
ファサードと内部空間と同じく、目隠しされた中庭も、直線と直角と構造のかたちだけでできています。
車の形を思わせるものを置かない、中立の背景です。見せたいもの以外を消す、という判断です。

