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ヴァイザッハ|自動車

Porsche Design Studio|建物のほんとうの中心を、階段にする

ポルシェの開発拠点ヴァイザッハにあるデザイン棟です。製品開発の早い段階で密に関わる機能を一つにまとめ、その中心に開かれた階段を置きました。設計した HENN の公式資料から、この建物をご案内します。

会社 Porsche AG場所 ヴァイザッハ(ドイツ)完成 2014年広さ 延床 21,600 平方メートル設計 HENN公式サイト porsche.com ↗
ヴァイザッハのデザイン棟と、白いポルシェ
ヴァイザッハのデザイン棟と、白いポルシェ

はじめに

風洞まで直通の動線と、二つの吹き抜けスタジオ

地階と2層目で実物大の模型をつくります。隣接する風洞へ直接行ける動線がつくられました。

工房の上にスタイリングのエリアがあり、2層吹き抜けの大きなスタジオが二つ並びます。その間には、設備機能を収めた背骨が走ります。

01|工房

実物大の模型を、ここでつくる

地階と2層目は模型の制作の場です。大きな機械と作業台が並び、車の原寸の模型がつくられます。

風洞へ直接運べるので、確かめたいときにすぐ運べます。

模型の工房と車
模型の工房と車

02|背骨

スタジオを見下ろす、作業のレベル

二つのスタジオの間を走る背骨の上に、デザイナーの作業レベルがあります。そこからスタジオの様子を見下ろせます。

自分の手元と、実物が置かれた場所の両方が視界に入る配置です。

白い内部と階段、デスク
白い内部と階段、デスク
スタジオと人、大きな画面
スタジオと人、大きな画面

03|階段

建物の、ほんとうの中心

背骨の中央では、開かれた階段がデザイナーの階とスタジオの階をつなぎます。

ここは機能どうしが何度も出会い、やり取りする場所です。階段はそれ自体の性格を持ち、いろいろな居方ができるようになっていて、建物のほんとうの中心になっています。

白い大階段と人
白い大階段と人
階段と色のあるベンチ
階段と色のあるベンチ

04|見せる場所

ガラスの入口で、区切る

プレゼンテーションのエリアは、スタイリングのエリアとは別の、はっきり分かる塊としてつくられ、ガラスの入口で区切られます。

車はそこから直接外へ出せるので、さまざまな光と場面の中で見ることができます。

2層のスタジオとガラス、車
2層のスタジオとガラス、車

05|中立の背景

車の形を、思わせないようにする

ファサードと内部空間と同じく、目隠しされた中庭も、直線と直角と構造のかたちだけでできています。

車の形を思わせるものを置かない、中立の背景です。見せたいもの以外を消す、という判断です。

ルーバーの外観とガラスの向こうの車
ルーバーの外観とガラスの向こうの車
会社Porsche AG ↗
設計HENN
写真© HENN(HENN 公式プロジェクトページ)
出典HENN「Porsche Design Studio」
出典URLhenn.com ↗
OFFICEMILL