はじめに
本社を、街の通り道にする
この本社の 1 階と 3 つの中庭は、社員でなくても自由に通れます。市の中心と美術館地区をつなぐ歩行者の近道が、建物の中を通っているのです。中庭には 12 本の木が植えられ、飲食店もあります。
敷地には 19 世紀の宮殿ルートヴィヒ・フェルディナント・パレが残ります。Siemens はそれを改修し、新しい建物と一体にしました。工期は 6 年、うち建設に 3 年。2016 年 6 月 24 日に開業し、約 8,000 人が祝いの日に集まりました。
01|入口
リベスキンドの「Wings」が迎える
入口に立つのは、建築家ダニエル・リベスキンドによる高さ 10 メートルの彫刻「Wings」です。LED の動きがデジタル化を表しています。
ミラノから運ばれてきたこの作品が、本社の顔になっています。


02|アトリウム
公共の入口であり、集まる場所
アトリウムは一般にも開かれた入口で、社員が集まる場所でもあります。ラウンジの周りにはガラス張りの会議室が並び、アトリウムに向かって開いています。


03|執務フロア
6階に分かれた、開かれたオフィス
執務は 6 つの階に分かれ、チームを越えた協働を促すオープンな配置です。人間工学と環境の基準に沿った、現代的な働く環境だと Siemens は説明しています。


04|宮殿
3階の渡り廊下で、新旧をつなぐ
歴史ある宮殿と新しい建物は、3 階の渡り廊下でつながっています。講堂には 13 平方メートルの LED スクリーンがあり、全社の集まりに使われます。



05|中庭
12本の木と、通り抜けの道
中庭の木は、それぞれ灌漑と排水を備えた大きな鉢に植えられています。樹冠が緑の天蓋になり、下を歩く人に日陰をつくります。
この建物は前の本社に比べて電力を 90%、水を 75% 減らし、LEED と DGNB の両方でプラチナを取りました。

