はじめに
エレベーターを、旅に見立てる
Slack の CEO スチュワート・バターフィールドは、毎年ひとりで山に入るハイカーです。彼が歩くパシフィック・クレスト・トレイルは、砂漠から山、森まで、性格の違う荒野を通ります。
その道は、Slack のバンクーバーとサンフランシスコという二つのオフィスを結ぶ道でもありました。O+A は、この風景を階ごとに表すことにしました。エレベーターで上がる行為を、バハからパシフィック・ノースウエストまでの旅に見立てる、という考えです。
01|東屋
白いトラスで、場所を囲う
執務フロアの中には、白い細いトラスで組まれた東屋のような枠が置かれています。壁を立てずに場所を区切るやり方です。
枠の中にソファと椅子を置けば、それだけで一つの部屋になります。

02|風景
壁一面の絵が、その階の土地を示す
階ごとに、壁一面の風景が描かれます。青い山の絵、緑の草地の絵。その階がトレイルのどのあたりかを示しています。
地形と植生の違いだけでなく、山道を歩くことと働くことのあいだにある体験のつながりも表そうとしたと説明されています。



03|囲い
木と銅の、円い居場所
円形に立てた木や銅の棒で囲った、小さな居場所があります。人の気配は伝わるのに、視線は切れる。そういう場所です。
白樺の幹を室内に立てた部屋もあり、外の素材をそのまま持ちこんでいます。



04|働く場所
木のアルコーブと、大きな窓
木でつくったアルコーブの席は、一人で集中するための場所です。
窓の大きなカフェのような場所もあり、その日の仕事に合わせて選べます。



05|パントリー
木のカウンターと、植物
パントリーは木のカウンターで、植物が置かれます。
素材と緑を使い分けることで、同じ広さのフロアでも場所ごとに空気が変わります。

