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ヴァイル・アム・ライン|家具

Vitra Campus|工場の敷地に、建築の名作を一つずつ増やしてきた

家具メーカー Vitra の本拠地、ヴァイル・アム・ラインのキャンパスです。1981年の工場棟から2026年の庭まで、名だたる建築家の作品が一つずつ積み重なってきました。Vitra が公式に公開している建物の一覧をもとに、その並びをご案内します。

会社 Vitra場所 ヴァイル・アム・ライン(ドイツ)始まり 1981年の工場棟から特徴 工場・美術館・展示棟・庭が同じ敷地に並ぶ公開 一般も見学できるキャンパス公式サイト vitra.com ↗
VitraHaus。家の形を積み上げた展示棟
VitraHaus。家の形を積み上げた展示棟

はじめに

一度に作らず、一つずつ増やす

Vitra Campus は、一度の計画で作られた場所ではありません。1981年のニコラス・グリムショーによる工場棟に始まり、フランク・ゲーリー、ザハ・ハディド、安藤忠雄、アルヴァロ・シザ、SANAA、ヘルツォーク・アンド・ド・ムーロンと、時代ごとの建築家が一棟ずつ加えてきました。

工場と美術館と展示棟と庭が、同じ敷地に並びます。働く場所と見せる場所を分けずに置いたことが、このキャンパスの性格をつくっています。

01|工場棟

働く建物から、始まった

最初に建ったのは、1981年のニコラス・グリムショーによる工場棟です。1983年にも同じ設計者の工場棟が加わりました。

1989年にはフランク・ゲーリーの工場棟、1994年にはアルヴァロ・シザの工場棟、2012年には SANAA の円形の工場棟が建ちます。生産の建物に、そのつど最良の設計を当ててきたことが分かります。

ニコラス・グリムショーによる1981年の工場棟
ニコラス・グリムショーによる1981年の工場棟
SANAA による2012年の工場棟
SANAA による2012年の工場棟
フランク・ゲーリーによる1989年の工場棟
フランク・ゲーリーによる1989年の工場棟

02|美術館と消防署

敷地の中に、公共の建物を置く

1989年、フランク・ゲーリーによる Vitra Design Museum が開きました。1993年にはザハ・ハディドの消防署が完成しています。

どちらも会社の敷地の中にありながら、外から訪れる人のための建物です。

フランク・ゲーリーによる Vitra Design Museum
フランク・ゲーリーによる Vitra Design Museum
ザハ・ハディドによる消防署
ザハ・ハディドによる消防署

03|集まる場所

1993年、安藤忠雄の会議棟

1993年、安藤忠雄による Conference Pavilion が完成しました。打ち合わせと集まりのための建物です。

2016年にはヘルツォーク・アンド・ド・ムーロンによる Vitra Schaudepot が加わり、収蔵品を見せる場所になりました。

安藤忠雄による Conference Pavilion
安藤忠雄による Conference Pavilion
ヘルツォーク・アンド・ド・ムーロンによる Vitra Schaudepot
ヘルツォーク・アンド・ド・ムーロンによる Vitra Schaudepot

04|庭と遊び

歩くこと自体を、目的にする

2014年にはアルヴァロ・シザによる屋根つきの歩廊と、カーステン・ホラーによる滑り台の塔が加わりました。

2020年にはピート・アウドルフによる庭が開きます。敷地の中を歩く時間が、そのまま体験になる構成です。

カーステン・ホラーによる滑り台の塔
カーステン・ホラーによる滑り台の塔
アルヴァロ・シザによる歩廊
アルヴァロ・シザによる歩廊
ピート・アウドルフによる庭
ピート・アウドルフによる庭

05|再生

1975年のドームを、2000年に建て直す

リチャード・バックミンスター・フラーによる1975年のドームは、2000年にこの敷地へ建て直されました。

古い建物を移して使い続ける判断も、このキャンパスの流儀です。

バックミンスター・フラーのドーム
バックミンスター・フラーのドーム
会社Vitra ↗
設計建物ごとに異なる(本文のとおり)
写真© Vitra(Vitra 公式サイト)
出典Vitra「Vitra Campus Architecture」
出典URLvitra.com ↗
OFFICEMILL