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南陽|自動車

Hyundai 南陽デザインセンター|目隠しの中庭で、実物大の模型を昼光で見る

韓国・南陽の研究開発拠点にある、30,000 平方メートルのデザインセンターです。既存の建物と新しい建物を半透明のファサードで包み、外から見えない中庭で実物大の模型を確かめます。設計した HENN の公式ページをもとに、この拠点の要点をご案内します。

会社 Hyundai Motor Company ↗場所 南陽(韓国)完成 2018年広さ 30,000 平方メートル設計 HENN
半透明のファサードに包まれた建物。夕暮れの外観
半透明のファサードに包まれた建物。夕暮れの外観

はじめに

既存と新築を、ひとつの半透明の膜でまとめる

HENN は、改修した既存の建物と新しく建てた部分を、同じ半透明のファサードで包みました。中は用途が違っても、外から見ると輪郭のはっきりしたひとつの建物に見えます。

設計の中心にあるのは、外から見られずに昼の光で車を見るための中庭です。屋内の照明では分からない色や面の見え方を、自然光のもとで確かめられます。

01|ファサード

均質で、半透明

外壁は均質な半透明の面でそろえられています。新旧の境目を強調せず、輪郭(cubature)がはっきり分かれる形にまとめました。

夜になると内側の光が透けて、建物全体がひとつの塊として浮かびます。

松林ごしに見る建物
松林ごしに見る建物
外壁のディテール
外壁のディテール

02|中庭

外から見えない場所で、昼の光を使う

敷地の中に、目隠しされた中庭(screened courtyard)があります。実物大の模型をここへ出すと、昼の光の下で形と色を確かめられます。

外部から見えないため、発表前のデザインでも屋外で検討できます。

車を置いた、広いホール
車を置いた、広いホール

03|入口

片持ちの部分が、正面を示す

建物の一部が大きく持ち出されていて、それが正面入口の位置を示します。サインに頼らず、形で入口が分かるつくりです。

入ってすぐの空間は天井が高く、外から中への切り替わりがはっきりしています。

天井の高い、入口まわりの空間
天井の高い、入口まわりの空間
線状の照明が続く通路
線状の照明が続く通路

04|働く場所

制作の場所と、事務の場所を近くに置く

模型をつくる大きな空間と、机の並ぶ執務の場所が同じ建物の中にあります。手を動かす場所と考える場所の距離が短くなっています。

屋上のレベルには3つの緑の中庭があり、休む場所として使われます。

制作中の模型を囲む人たち
制作中の模型を囲む人たち
ガラス際に机が並ぶ執務の場所
ガラス際に机が並ぶ執務の場所
会社Hyundai ↗
出典HENN 公式プロジェクトページ「Hyundai Design Center」
出典URLhenn.com ↗
写真©HENN(設計事務所の公式プロジェクトページ)
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