はじめに
既存と新築を、ひとつの半透明の膜でまとめる
HENN は、改修した既存の建物と新しく建てた部分を、同じ半透明のファサードで包みました。中は用途が違っても、外から見ると輪郭のはっきりしたひとつの建物に見えます。
設計の中心にあるのは、外から見られずに昼の光で車を見るための中庭です。屋内の照明では分からない色や面の見え方を、自然光のもとで確かめられます。
01|ファサード
均質で、半透明
外壁は均質な半透明の面でそろえられています。新旧の境目を強調せず、輪郭(cubature)がはっきり分かれる形にまとめました。
夜になると内側の光が透けて、建物全体がひとつの塊として浮かびます。


02|中庭
外から見えない場所で、昼の光を使う
敷地の中に、目隠しされた中庭(screened courtyard)があります。実物大の模型をここへ出すと、昼の光の下で形と色を確かめられます。
外部から見えないため、発表前のデザインでも屋外で検討できます。

03|入口
片持ちの部分が、正面を示す
建物の一部が大きく持ち出されていて、それが正面入口の位置を示します。サインに頼らず、形で入口が分かるつくりです。
入ってすぐの空間は天井が高く、外から中への切り替わりがはっきりしています。


04|働く場所
制作の場所と、事務の場所を近くに置く
模型をつくる大きな空間と、机の並ぶ執務の場所が同じ建物の中にあります。手を動かす場所と考える場所の距離が短くなっています。
屋上のレベルには3つの緑の中庭があり、休む場所として使われます。






