はじめに
160年の歩みを、場所の順序に置きかえる
設計は、会社の歴史を調べるところから始まりました。ブランドの要素を選び出し、印象に残る順路をつくっています。
入ってすぐ、会社名を織りこんだ大きなつづれ織りが掛かります。その先の体験の方向が、ここで決まります。
01|色
ツバメの印と、いくつもの青
働く場所に入ると、ブランドの象徴であるツバメの印と、さまざまな濃さの青に包まれます。
会議室の意匠は、大中華圏の責任者が選んだ製品の名前をもとにしています。


02|廊下
製造の工程を、作品として
廊下には、製造と加工の工程を描いた作品が並びます。
会話のきっかけになり、会社への理解にもつながります。

03|素材
もとの梁とむきだしの床を残す
建物のもとの梁と、むきだしのセメントの床が残されました。
木の家具、古い模様の敷物、特注の壁紙が、温かみと懐かしさを加えます。


04|共用
卓球の部屋が、集会の場所になる
広い共用の場所には、くつろげる家具とテーブルサッカーがあり、開かれた台所へ続きます。立ち飲みの台と食事の場所があり、広くとられています。
隣の研修室と卓球の部屋は、折り戸でひとつにつながります。回転するガラス戸を回せば共用の場所と直結し、全体集会や展示、来客の受け入れに使えます。中央の「協働の帯」には、囲われた会議室、開けた話し合いの場所、電話ボックス、給湯の場所が並びます。

出典M Moser Associates 公式プロジェクトページ「Lesaffre, Shanghai」
出典URLmmoser.com ↗
写真©M Moser Associates(設計事務所の公式プロジェクトページ)



