はじめに
建物のコアを溶かして、8つの階をつなぐ
設計では、階段室や設備が集まる建物のコアを「溶かす(dematerializing)」ことで、8つの階を連続した空間として扱いました。吹き抜けと階段が、その中心になります。
空間全体には、8層を貫く一本の「木」というたとえが使われています。枝のような天井が各階に広がり、同じ形の続きであることが分かります。
01|吹き抜け
階段でつながる、8つの階
大きな吹き抜けと階段が、8つの階をひとつづきにします。上の階の様子が見え、階をまたいだ移動が日常の動作になります。
床は市松に張り分けられ、吹き抜けまわりの動線がひと目で分かります。


02|木
枝のように広がる天井
8層を貫く「木」というたとえのとおり、天井は枝のような形で各階に広がります。階が変わっても同じ考えでつくられていることが伝わります。
天井の形に合わせて、下の家具の置き方も決まります。

03|席
1,200人が、席を決めずに働く
この本社では席を固定せず、全員が共有のデスクを使います。1,200人が同じ方式で働いています。
その日の仕事に合わせて、囲われた場所と開いた場所を選べます。


04|共用の場所
ホームルーム、バリスタバー、社内のパブ
共用の場所には、ホームルーム(homeroom)、バリスタのいるバー、社内のパブがあります。
日中と夕方で使われ方が変わり、同じ場所が働く場所にも集まる場所にもなります。


出典Clive Wilkinson Architects 公式プロジェクトページ「Publicis North America Headquarters」
出典URLclivewilkinson.com ↗
写真©Clive Wilkinson Architects(設計事務所の公式プロジェクトページ)



