はじめに
会社の姿から考えた、20年ぶりの引っ越し
前の本社には20年ちかく入っていました。そのあいだ何度も手を入れてきましたが、事業が変わり、必要なものも変わりました。
今回は見た目から決めず、組織のありようから考えています。建物の歴史と Regent’s Place という場所の性格を、配置にも材料にも通しました。
01|迎える
土を突き固めた受付の机
受付の中心には、土を突き固めた仕上げ(ランマードアース)の机が据えてあります。足もとの大地と、働く場所をつなぐための仕掛けです。
床にはテラゾーの道を一本通し、受付から会議室のほうへ自然に導いています。



02|包む
靴の端材から生まれた柱
柱は、イタリアの靴づくりで出た端材を練り直した再生レザーで巻いてあります。
カウンターの天板は、竹の繊維、くるみの殻、鉱物の粉、再生樹脂を合わせたものです。



03|集まる
2マイル先で倒れた木の一枚板
役員会議室の机は、建物から2マイルと離れていない場所で自然に倒れた木から作られました。
材料を遠くから運ばず、近くで手に入るものを使うという考えが、一枚の机にあらわれています。



04|静める
再生素材でつくった吸音の壁
会議室まわりの壁には、再生 PET と綿でできた吸音のパネルを張りました。
手ざわりのある表情が出て、同時に音の響きもおさえられます。






