はじめに
使われていない建物を、壊さずに引き継ぐ
建物は空いた状態で手に入れました。そのため、前の内装を壊して捨てる手間をかけずに、まるごと作り直せました。
もとは工場で、1980年代の改修でガラスのカーテンウォールと白い塗りになっていました。今回は倉庫だったころの性格に合う外観に戻し、まわりの指定建造物ともなじむようにしています。
01|通す
建物の真ん中を切り抜いた階段
前と後ろにあった既存の階段は残したうえで、建物の中心を切り抜いて新しい階段を通しました。工事としては大きな決断です。
受付の彫刻のような曲がった階段から始まり、5つの階が目でも足でもつながります。




02|配る
階ごとに一式そろえる
各階に、給湯の場、会議室、通話用の小部屋をそれぞれ置きました。
階をまたいで探し回らなくても、ひとつの階で一日の用事が足ります。




03|見せる
ショールームにしない
作ったのは設計施工会社の自社オフィスですが、見本の部屋のようには作っていません。
自社で設計、施工、ブランディング、家具、技術のすべてを担当し、ふだん顧客に届けているものをそのまま自分たちの場所に入れています。






