はじめに
移動そのものを、人と出会う機会に変える
A+I によると、この本社は既存のビルの中で、ハイブリッド勤務に合う柔軟でデジタルにつながる職場につくり変えたものです。低い天井と決まった床面積という制約に応えながら、後から変えられることを重んじています。
中心にあるのが「The Avenue」と呼ぶ7層の階段です。単なる通路ではなく、カフェ、図書室、屋外テラス、健康のための場所を縦につなぐ道として計画され、自然光と眺めが最大になる位置に置かれています。
01|迎える
受付は暗くまとめ、社名だけを灯す
受付は暗い仕上げでまとめ、社名だけが浮かびます。
入って最初に見るものを、ひとつに絞っています。

02|道
階段沿いに、用途を並べていく
「The Avenue」の沿道に、働く場所と休む場所が交互に現れます。
用があってもなくても通る道なので、行き来のたびに人と会います。


03|街
ニューヨークの街から、素材と構成を借りる
真鍮の仕上げは、街の建築の歴史と夕暮れの光から採られています。
街の格子と公園の並びを、空間の構成に写しました。


04|外
屋外テラスと、屋内の「テラス」を両方つくる
屋外テラスに加えて、階段沿いに屋内の「テラス」を設け、公園のような環境を室内へ引きこんでいます。
給湯室と食堂もこの道に開き、部門をまたいだ出会いが起きるようにしています。


出典A+I 公式プロジェクトページ「Macquarie Group Americas Headquarters」
写真©A+I(設計事務所の公式プロジェクトページ)



