はじめに
9階建てを、ひとつづきの物語として読む
Studio O+A はこの本社を「9階ぶんの物語(9-story narrative)」と呼んでいます。階ごとに、キッチン、味、人、地域という McDonald's の成功を支えてきた要素を割りあてました。
中央の吹き抜けに架かる階段は、一方向ではなく複数の向きに伸びます。「いくつもの方向へ同時に進む」という会社の姿を、形にしたものです。
01|階段
ひとつの向きに決めない、中央の階段
吹き抜けの階段は、上り下りの動きをいくつもの向きに分けています。行き先が一本道ではないことが、建物の真ん中で見えるようになっています。
階段のまわりには人が滞まれる場所が続き、移動の途中で立ち話が起きます。

02|階ごとの物語
キッチン、味、人、地域
各階には、それぞれの要素にちなんだ造作やグラフィックが入ります。木の壁に商品名が並ぶ階、線画のグラフィックが続く階と、歩くだけで話が変わります。
来客を案内するときにも、階を移るだけで会社の説明が進みます。


03|もてなしの場所
ホテルやカフェのつくりを、執務の場所に
Studio O+A は、ホスピタリティ(もてなし)の考え方を取り入れた場所と、通常のオフィスを並べて置きました。
カウンター席、ブース席、ラウンジと座り方が選べます。その日の仕事に合わせて場所を変えられます。



04|記録
資料を、壁に並べて見せる
額に入れた資料を壁一面に並べた場所があります。会社の歩みが、通り道の風景になっています。
模様を敷きつめた壁や造作も各所にあり、どの階にいるかが感覚でわかります。






