はじめに
貸せる面積を、共用の設備に置きかえる
A+I によると、シカゴの Merchandise Mart は米国でも有数の、民間が所有する大きな商業建築です。約100年のあいだに何度も姿を変えてきましたが、館内は分断され、ひとつづきの性格を失っていました。
そこで、建物の中の動きと体験を組み直す全体計画から始め、貸せる面積を共用の設備と集まる場所に置きかえることで、入居者・来館者・街のつながりをつくり直しています。
01|外
川に面した外観は、そのまま残す
川に面した長大な外観は、そのまま残されています。
中身を変えても、街から見える姿は変わりません。

02|段
赤い段で、集まって見る場所をつくる
赤いカーペットを敷いた段が、そのまま客席になります。
画面を並べ、催しのときは人が集まります。

03|集まる
柱の森の中に、腰かけの帯を通す
太い柱が並ぶ床に、赤い腰かけの帯を通しています。
大きな面積の中で、人が立ち止まる位置を決めています。


04|道
通路を、行き先のある場所に変える
暗くまとめた通路に金色の天井を張り、腰かけを置いています。
通り抜けるだけだった場所が、待ち合わせの場所になります。



出典A+I 公式プロジェクトページ「Vornado Realty Trust, theMART」
写真©A+I(設計事務所の公式プロジェクトページ)



