はじめに
くたびれた建物の癖を、魅力として残す
引き継いだとき、建物はくたびれていました。傾いた床と不ぞろいの羽目板という癖も抱えています。
その癖を直さずに残し、古い見どころのほうに手を入れました。目指したのはメイフェアの会員制クラブに近い空気です。
01|塗る
天井まで色を回す
会議室には濃い色を使いました。壁だけでなく天井まで同じ色を回しています。
照明は Gong の真鍮の壁付けと天井付けで、やわらかい光と一緒に性格を足しました。



02|磨く
既存の床板を削り出す
全体の背景には Farrow & Ball の Pavilion Gray を使い、もとの見どころが前に出るようにしました。
既存の床板はていねいに削り直し、木の明るさを取り戻しています。


03|そろえる
真鍮の金物から細部を決める
もとからある真鍮の建具金物を手がかりに、細部を決めていきました。
特注の木の机の上には真鍮の細長い照明を吊り、椅子は深い緑の張り地にしています。


04|飾る
地元の写真を階段に並べる
階段室には Farrow & Ball の緑を2色使い、海草のヘリンボーンの絨毯を通しました。真鍮の階段押さえが光を返します。
壁には The Happiness Collective に依頼した、いまのクラーケンウェルを写した写真が並びます。








